日本語史の諸問題―辻村敏樹教授古稀記念

日本語史の諸問題―辻村敏樹教授古稀記念

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  • サイズ A5判/ページ数 637p/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784625420795
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C3081

出版社内容情報

内外の学友・門下の38氏が最新の研究論文を発表。日本語史の諸問題について、上代から現代まで、幅広い分野から掘り下げる。

目次

辻村敏樹教授略年譜・業績目録
表記から見た『宇治拾遺物語』の敬語のよみ
丁寧語のアスペクト的性格―中古語の「はべり」を中心に
『太平記』の「(ラ)ル」―「給フ」との比較から
捷解新語における1、2人称代名詞
江戸の翻訳文体と待遇表現―『唐訳便覧』にみる人称詞と敬意の表現
対称詞の待遇性と文末との関係―妻が夫を呼ぶ場合
議会における丁重語―謙譲語から尊敬語へ
丁重語と丁重文
「お・ご~する」に関する一考察
詞の敬語・辞の敬語
敬語化・非敬語化のモデル
上代の「~終止形+ミユ」文の構造について
感情形容詞研究の一視点―『万葉集』に見える「かなし」の意味分析から
『日本書紀』声点本における濁音標示
「顕昭拾遺抄注」声点考
終助詞「かし」の機能
字形から字体へ―『観智院本類聚名義抄』の「ツ」とそれに付された平声点をてがかりに
『平家物語』の要説明疑問表現
『たまきはる』のかなづかい―和語について
出合資料としての『博士指口伝事』
アクセント資料としての神原文庫本「名目抄」について
近世初期咄本における格助詞「を」について
近世前期の節用集―47部非増補系譜本の系統関係
動詞未然形のアクセントと付属語の接続について―近松世話物浄瑠璃本を資料にして
応氏六帖の諸本
『増補華夷通商考』の外来語
『雨月物語』の表記と言語―アハレとアヤシ
江戸期、ある〈音韻論〉を読む―鳥海松亭『音韻啓蒙』小察
第一議会速記録の平仮名書きについて
振り仮名についての意識―文学界本『たけくらべ』の場合
落語の演題の造語法
「文体」概念の変遷―近代的文体論の成立まで
国定読本における可能表現
ノデス文の成立とその背景―日本語史との対話
下越・新発田圏方言の現代史
複合辞性をどうとらえるか―現代日本語における複合接続助詞を中心に
文節末の「か」の用法
新漢語成立に伴う動詞性の問題

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