目次
第1篇 伊勢物語の本質とその背景(伊勢物語の「みやび」とその背景;伊勢物語と白詩―その方法と本質)
第2篇 古注釈に見る物語伝承の方法(伊勢物語注釈史の始発;伊勢物語古注の世界構造;実相と仮相―伊勢物語の方法と古注の方法)
第3篇 伊勢物語の生成とその構造(伊勢物語に見る語り手の変貌;伊勢物語冒頭3章段の成立と主題)
第4篇 伊勢物語の伝本をめぐって(小式部内侍本切の出現;定家本の成立と展開)
第5篇 伊勢物語解釈断章(うらなく物を思ひけるかな―第49段の解釈をめぐって;行きつ戻りつ―初段と第83段の解釈に関連して)