出版社内容情報
芭蕉の全発句1002句が徹底して読み味わえる大事典、ついに完成!
戦後約70年にもおよぶ芭蕉句の研究成果をこの一冊に凝縮。
多種多様な諸説を、引用しながらわかりやすく説いた、
読んで楽しく、調べて納得の、芭蕉研究史上最大の解釈・鑑賞事典。
芭蕉句の魅力のすべてが、今明らかになる――
【本書の特色】
一、芭蕉の全発句一〇〇二句(存疑句を含む)を掲出。
一、戦後約七〇年間の研究諸説を網羅的に収集、整理。
一、芭蕉研究の精鋭を、編集委員として加えた丁寧な編集。
藤原マリ子(元山口大学教授)
玉城 司(清泉女学院大学客員教授)
金田房子(国文学研究資料館特任准教授)
深沢眞二(和光大学教授)
一、俳文学会の研究者を中心に、気鋭の俳人をも加えた多彩な執筆陣。
一、わかりやすい五項目の解説。
【 考 】成立年次、季語、前書など。
【 解 】句の解釈、ことばの注。
【諸注】努めて本文を引用しながら、各文献の要旨を紹介。
【 形 】句形の異同、初案、改案、成案。
【 評 】一句の問題点と今後の展望。
★芭蕉没後320年記念
2014年10月12日までの事前注文に限り、予約特別定価(22,000円)にて販売いたします。
内容説明
芭蕉の全発句一〇〇二句が徹底して読み味わえる大事典、ついに完成!戦後70年にわたる芭蕉句の多様な研究成果をこの一冊に凝縮。諸説引用しながらわかりやすく説いた、芭蕉研究史上最大の解釈・鑑賞事典。芭蕉句の魅力のすべてが、今明らかになる―
目次
於春々大ナル哉春と云々
青くてもあるべき物を唐辛子
青ざしや草餅の穂に出つらん
青葉して御目の雫拭ばや
青柳の泥にしだるゝ塩干かな
あかゝと日は難面も秋の風
秋風に折て悲しき桑の杖
秋風のふけども青い栗のいが
秋風の鑓戸の口やとがりごゑ
秋風や桐に動て蔦の霜〔ほか〕