出版社内容情報
『ヘーゲルの「法」哲学』のほか、『哲学の使命』、単行本未収録論文7篇を収録する。ヘーゲル理解を多角的に示した一冊。全15巻、第7回配本。『ヘーゲルの「法」哲学』のほか、第2巻に主要部分が収録された『哲学の使命――ヘーゲル哲学の精神と世界』から関連の深い2章を収めたほか、「法における心身問題」をはじめとしてヘーゲルの法哲学および社会哲学に関連する単行本未収録論文7篇を収録する。著者のヘーゲル理解を多角的に示した一冊。
『ヘーゲルの「法」哲学』
『哲学の使命――ヘーゲル哲学の精神と世界』より
*
単行本未収録論文
法における心身問題
スピノザの実体とヘーゲルの国家
歴史哲学の過去・現在・未来
ヘーゲル歴史哲学の原型
絶対的な理念
絶対精神とは何か
ヘーゲルの労働論
著者解題
人名索引
加藤 尚武[カトウ ヒサタケ]
著・文・その他
内容説明
プラトン以来の二元論を克服して、価値の社会化を解明する。
目次
『ヘーゲルの「法」哲学』
『哲学の使命―ヘーゲル哲学の精神と世界』より(マルクス主義における「人間」の問題―シュティルナー評価をめぐって;ヘーゲル哲学と近代社会の規範原理―『法哲学』新資料の示すもの)
単行本未収録論文(法における心身問題;スピノザの実体とヘーゲルの国家;歴史哲学の過去・現在・未来;ヘーゲル歴史哲学の原型;絶対的な理念;絶対精神とは何か;ヘーゲルの労働論)
著者等紹介
加藤尚武[カトウヒサタケ]
1937年、東京生まれ。1960年、東京大学教養学部学生として安保闘争に参加。1963年、東京大学文学部哲学科を卒業。東京大学文学部助手、山形大学教養部講師・助教授、東北大学文学部助教授、千葉大学文学部教授、京都大学文学部教授、鳥取環境大学学長、東京大学医学系研究科特任教授を歴任。元日本哲学会委員長。日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授。ヘーゲル哲学、環境倫理学、生命倫理学。現在は、徳倫理学、貢献心、利他主義の研究開発に従事している。哲学奨励山崎賞(1979年)、和辻哲郎文化賞(1994年)、紫綬褒章(2000年)、建築協会文化賞(2002年)、瑞宝中綬賞(2012年)。主な著書『ヘーゲル哲学の形成と原理』未来社、1980年(哲学奨励山崎賞)、『哲学の使命』未来社、1992年(和辻哲郎文化賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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