出版社内容情報
浅沼 良次[アサヌマ リョウジ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
50
昭和40年に初版が発行された本書は編者が八丈島の老人と古文書から採集したものや八丈高校の生徒たちが採集した200もある原話から選び、編まれたもの。八丈民話の特色として、空想や奇蹟を語る非現実的な言わば真の民話形式よりも現実的な事件を内容とした物語が多いと言える。なぜなら「むかし八丈島が外部との文化的な接触がほとんどなく、民話の原型を移入する機会がなかったので、実際に起きた事件を口碑として残したことにある」と編者は推察している。という中で船が海に流される話、飢饉の話が多いことにはやりきれない思いが残る。2016/11/12
natsugiriYu
0
やはり流れてきた系の話が多い。現代ではけっこう野良猫が多くかわいそうな感じだったりするが、民話にも化け猫が多数登場するので昔から猫が多かったのかと思った。2024/03/12