ポイエーシス叢書<br> 最後のユダヤ人

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ポイエーシス叢書
最後のユダヤ人

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  • サイズ B6判/ページ数 145p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784624932695
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0310

出版社内容情報



ジャック・デリダ[ジャック デリダ]
著・文・その他

渡名喜 庸哲[トナキ ヨウテツ]
翻訳

内容説明

現代哲学の最先端を疾走していた晩年のデリダがユダヤ人、ユダヤ性などをめぐって一九八八年と二〇〇〇年になされた二つの講演を、盟友ジャン=リュック・ナンシーの緒言とともに収めた講演録。一九三〇年にアルジェリアのユダヤ人家庭に生まれたデリダが、晩年にいたってみずからの出自と「ユダヤ性」を問い直し、現代における“ユダヤ”という問題が呈する諸問題に正面から取り組んだ特筆すべき論を展開する。「世界といかに共生しうるのか」という観点から他の宗教との和解、赦し、責任といったさまざまな問題提起をおこなうとともに、サルトルの『ユダヤ人』における問題点と限界を明確にしながら現代のユダヤ人のありかたを「脱構築」する刺戟にみちた論考である。

目次

緒言(ジャン=リュック・ナンシー)
告白する―不可能なものを 「回帰」、改悛および和解
アブラハム、他者

著者等紹介

渡名喜庸哲[トナキヨウテツ]
1980年、福島県生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程単位取得退学・パリ第7大学博士課程修了。現在、慶應義塾大学商学部准教授。専攻:フランス哲学・社会思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nranjen

3
晩年においてデリダが自らのユダヤついて語った書物。と書いておいてこの書き方は不正確だと思う。前半で述べられていた「告白しえないもの」「語りえないもの」とはそもそもデリダがユダヤであったことを指すと気づく。ユダヤであるって何?アルジェリアのユダヤ人であったデリダにとってユダヤとは何かということは、フランス国内のユダヤともイスラエルのユダヤとも異なる。そもそもユダヤって何?そんな不明なものに他者から暴力的に自らを規定されてしまう過去。サルトルの理論の欠陥。前半読んで1ヶ月ブランクののち後半読む。また読む2018/11/24

飛燕

2
自分が何者であるかについて沈黙を守ることによって、自分の「何者さ」を守ることができる。「何者」は「ユダヤ」のことである。もっともユダヤを語らないことによって、ユダヤと共生しないことによって、もっともユダヤであろうとした、選ばれたユダヤであろうとした(もちろん「選ばれた」のは選ばれなかったのかもしれない、罰であったのかもしれない)デリダの実存の秘密がデリダ自身によって告白される。不可能の経験が同時に可能の条件になるという緊張。宙づりにしておくことと決定を発明すること。2016/10/10

アルゴス

0
ユダヤ人とはどのような存在であるのか。高校生の頃に、アルジェリアでのユダヤ人差別政策に進路を狂わされたデリダにとって、自分がユダヤ人であるということはどういうことかという問いは、きわめて枢要で、自分の生き方にかかわる問題だった。デリダ自身が、「贈与、赦し、証言、歓待等々」のテーマ、デリダの仕事の重要な部分を占めるテーマが、自分のユダヤ人であることへの問いから生まれたことを語っている。デリダが自分のユダヤ性について語った二つの講演「告白する」と「アブラハム、他者」をまとめて、それにナンシーが序文を書いた。2017/12/17

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