出版社内容情報
現代の思想状況全般にコミットする巨人哲学者の果敢な論集であり、オースチン、サールらの言語行為論をつうじて〈形而上学以後〉の広大な問題圏を構成する仮借なきポレミーク。
内容説明
〈モデルネ〉の問題地平をほとんどひとりで切りひらきそのコミュニケーション論にもとづいて近代の諸問題を独自の視角で論じ尽くそうとする現代哲学の巨匠ハーバーマス。形而上学的思考にたいする鋭い批判を中心にその最新の思考の成果を一挙に開陳した巨大な問題提起の書。
目次
第1部 形而上学への回帰か(近代の地平の移動;カント以後の形而上学;形而上学以後の思考のモティーフ)
第2部 語用論的転回(行為・発話行為・言語に媒介された相互行為・生活世界;意味理論の批判によせて;ジョン・サール著『意味・コミュニケーション・表象』の論評)
第3部 形而上学と理性批判のあいだ(多数の声部をもった理性の統一;社会化による個性化―ジョージ・ハーバード・ミードの主体性理論;哲学と科学は文学か)
感想・レビュー
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