出版社内容情報
〔築地小劇場から現在まで〕今なお旺盛な創作活動を展開する巨匠の80年代以降の主要な発言、演出ノート、演劇論等を集成する。築地小劇場以来の運動理念から現在までの到達を確認。
内容説明
築地小劇場の門を潜ってから、戦前・戦中・戦後を主として俳優座を拠点に活動してきた演出家の業績を集大成する。
目次
今日の職場、自由と連帯をめぐって(対談・今崎暁巳)
『食肉市場のジャンヌ・ダルク』の上演について
差別・ファシズム・戦争
再び「教科書問題」について
日本ブレヒト研究者 訪中公演に際して
新しい東演の出発に―『六月の別れ』をめぐって(対談・山田民雄)
『どん底』の演出
『臨界幻想』と80年代のドラマツルギー
『食肉市場のジャンヌ・ダルク』演出メモ
『闇の中の白い道』と大企業の労働現場を描く演劇
イェイツの三つの詩劇
土方与志の演出
戯曲に惚れ込み、惚れ込ませる
ブレヒト受容の新しい局面
人形芝居と私
私とお酒〔ほか〕