内容説明
『ベートーヴェン研究』で知られる音楽評論家の山根銀二を父に、幼少期からすぐれた音楽的環境のなかに育ち、早くから世界を股にかけて活躍してきたピアニストがみずからの長い経歴をさまざまなエピソードをまじえながら書き記した自叙伝。日本の音楽史の一面を鮮やかに語りつくす。
目次
1 生い立ちとピアノとの出会い
2 留学時代前半(パリ時代 チューリッヒ時代 国際コンクール入賞)
3 留学時代後半(ベルリン時代)
4 日本帰国デビュー 藪入りの始まり そして再びモスクワへ留学
5 再び日本帰国 ベートーヴェン連続演奏会への道のり
6 比奈子のこと
7 藪入り三昧
8 父の死とまだまだ続く藪入り
9 藪入りの終焉とレコーディングへの想い
著者等紹介
山根弥生子[ヤマネヤエコ]
1933年、東京生まれ。ピアニスト。清泉女学院高校中退。1953年、パリ国立音楽院ピアノ科プルミエプリを得て卒業。チューリッヒ音楽院(M・エッガーに師事)、ベルリン音大(H・ロロフ)、モスクワ音楽院(J・フリエール)で勉強をつづける。帰国以後は国内外で演奏。海外ではフランス、スイス、ドイツ、チェコスロバキア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、中国に及ぶ演奏旅行をおこなう。CD録音にはベートーヴェンの全ソナタをふくむ全ピアノ独奏曲全曲、バッハの平均律クラヴィア曲集全2巻、その他ショパン、シューマン、ブラームス等の主要作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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