内容説明
1976年の鳥居賞(現在のサントリー学芸賞)を受賞した名著を合本にした歴史的復活。楽聖の決定版伝記。
目次
生い立ち
宮廷オルガニスト
ボン時代のおわり
門出
登攀
テレーゼ ヨゼフィーネ ジュリエッタ
エロイカとアパッシオナータ
フィデリオ
高翔
不惑の年
停滞
ウィーン会議のあと
昏迷
ハンマークラヴィア
ミサ・ソレムニス
第九交響曲
最後の時期
終焉
著者等紹介
山根銀二[ヤマネギンジ]
1906年、東京生まれ。1982年、76歳で没。ベートーヴェン研究家として知られる音楽評論家。東京帝国大学文学部美学美術史学科卒。朝日新聞、東京新聞、毎日新聞、読売新聞等で音楽批評の論陣を張り、硬派の批評家として活躍した日本の音楽界の重鎮。1933年、「音楽評論」共同創刊。1941~44年、日本音楽文化協会(常務)理事、1948~81年、音楽コンクール委員及び審査員(海外旅行期間等除く)、第一回チャイコフスキー・コンクールオブザーバー、第二・第三回チャイコフスキー・コンクール審査員等歴任。1952年、平凡社「音楽大事典」編集委員。1958年、ベートーヴェンの研究により文化放送第111回芸術選奨受賞。1975年、未來社の『ベートーヴェン研究』全三巻刊行の功績を主として鳥居賞(現在のサントリー学芸賞)受賞。1977年、紫綬褒章(秋季)受章。1944年、日本大学専門部芸術科講師、1969~81年、松坂女子短大講師、1979年~没まで、洗足学園大学音楽学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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