出版社内容情報
森 洋子[モリ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
いまも生きているブリューゲルの世界をフランドルの農村、野外民俗博物館、各地の図書館の貴重本室から“再発見”し、民衆の肉声を聞く。ブリューゲル研究でベルギーの国際賞を受賞したこともある森洋子氏の初の本格的アート・エッセイ集。豊富な図版の“言葉”にも注目。
目次
第1部 ブリューゲルに魅せられて(われわれのブリューゲル;彩飾写本と稀覯本にみるブリューゲル絵画の源泉 ほか)
第2部 イメージの舞台裏(中世・近世美術のなかの“民衆の声”;贈り主からのメッセージ ほか)
第3部 研究を通じての出会い(ベルギーへの稲作農機具の寄贈;ベルギーへの日本の大工道具の寄贈 ほか)
第4部 あすへの話題―わたしの研究余滴(「透明の衣」をつけた世界;見えない世界での遊び ほか)
著者等紹介
森洋子[モリヨウコ]
明治大学教授名誉教授。お茶の水女子大学哲学科卒、ミュンヘン大学美術史学科留学、ブリンマー・カレジ美術史学科大学院修士課程卒、ベルギー政府給費留学、学術博士(国際基督教大学)。著書に、『ブリューゲルの「子供の遊戯」』(1989年、未來社、サントリー学芸賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会日私幼賞)、『ブリューゲルの諺の世界』(1992年、白鳳社、芸術選奨文部大臣賞)、『シャボン玉の図像学』(1999年、未來社、茗水クラブ学術奨励賞)など。1988年、長年のブリューゲル研究によりベルギー国王から王冠勲章シュヴァリエ賞。1997年、代表的な3冊のブリューゲル研究でウジェーヌ・ベェ国際賞(ベルギー)、2001年、紫綬褒章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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