出版社内容情報
ブラジル戯曲を代表する二作品を収録。人間の自由と尊厳をテーマにしたフィゲイレド作「狐とぶどう」と世界各地で上演されている一人芝居の傑作ブロッホ作「ユウリディスの手」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.Mori
8
ブラジルの戯曲の名作が2編収められています。訳者がどちらの作品も世界中に翻訳されて大評判になった、と後書きで書いていますが、それは当然という気がしました。「ユウリディスの手」は妻以外の女性に惚れ込んでしまった男の悲しみが痛切に描かれています。「狐とぶどう」は強烈な作品です。イソップ寓話の原作者イソップの苛烈な生き方が描かれます。奴隷として生きたイソップにとって何が一番大切だったのかよく分かります。ぼおっと生きている私のような人間は、我が身を省みたくなる作品でした。2019/12/11
健康
0
面白い。2010/03/30
葛
0
ギリエルメ・フィゲイレド「狐とぶどう」、ペドロ・ブロッホ「ユウリディスの手」 1996年2月20日第1刷発行 定価2472円(本体2400円・税72円) 編訳者:牧原純 発行者:西谷能英 発行所:株式会社未來社 本文印刷:モリモト印刷 装本印刷:東銀座印刷 製本:富士製本 装丁:岸顯樹郎2020/06/03
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