出版社内容情報
ヒロシマで原爆死した丸山定夫は、築地小劇場から本格的な俳優の道に入り、舞台や映画で活躍した。彼の遺したエッセイ、詩歌、書簡、日記を集大成する。菅井氏の解説を付す。
内容説明
本書は、丸山定夫の評論、随想、詩歌、日記、書簡のうち、現在入手しうる限りの、ほとんどすべてを収録したものである。
目次
1 役者の仕事(丸山定夫素描;有島武郎の死;不思議なる夕景;哀れなこの私を;6月23日 ほか)
2 人と時代(あるこほる自叙伝;先ず生きなければならぬ;真白き瞬間;菓子の袋に書いたこと;楽屋番の日記 ほか)
3 詩と歌(16才の手記;町の或る家;亡びるな;数々の歌の中より ほか)
4 日記と書簡(母へ;晴れた日、その夕;東上;或る医者に送る手紙 ほか)