出版社内容情報
長谷川摂子[ハセガワセツコ]
著・文・その他
内容説明
「ふうん、そおで、おじいちゃん、どげ思った?」次世代へと遺され、あるいは受け継がれていく「語ること」の豊かさと不思議さ、そして人生の滋養となる子ども時代の体験をみつめる、ふるさと回帰の旅。『とんぼの目玉―言の葉紀行』につづく第2エッセイ集。
目次
祖父の時代・父の時代(祖父の新婚旅行;明治の凧揚げ ほか)
子ども時代(河豚と核家族―食の話1;エビおっつあん―食の話2 ほか)
ふるさと回帰(第二の自然としての小津映画;小津映画とフェルメール ほか)
古典との出会い(頭の鬼門に鎮座まします化石、溶解のこと。;紫式部の目)
著者等紹介
長谷川摂子[ハセガワセツコ]
島根県生まれ。絵本・童話作家。東京外国語大学卒業、東京大学大学院哲学科中退。保育士として働いたのち、夫の長谷川宏氏とともに学習塾を営む。2004年『人形の旅立ち』(福音館書店)で第19回坪田譲治文学賞、第14回椋鳩十文学賞、第34回赤い鳥文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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