出版社内容情報
太田 哲男[オオタ テツオ]
著・文・その他
内容説明
2008年1月に99歳で亡くなった作家・翻訳家、高杉一郎の主として戦前の改造社時代の伝記。シベリア抑留生活をもとに戦後記録文学の最高位にあると評される『極光のかげに』を生んだ高杉(本名・小川五郎)の若き姿。抑留体験からスターリン主義批判への「前史」。
目次
序章
第1章 「改造」の時代
第2章 東京高等師範学校と円本
第3章 改造社入社から『文藝』編集者へ
第4章 日中文学者往復書簡の時代
第5章 ジャーナリストとして
第6章 ヨーロッパ文学の翻訳を通して
第7章 日米戦争の開始から改造社の解散へ
終章 戦後の高杉一郎
著者等紹介
太田哲男[オオタテツオ]
1949年、静岡県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科(倫理学専攻)修士課程修了。同博士課程中退。現在、桜美林大学教授。博士(学術)。日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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