文学の言語行為論

文学の言語行為論

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784624600952
  • NDC分類 904
  • Cコード C0090

出版社内容情報

さまざまな文学テクストの言語行為論的なパフォーマティヴ理論という側面から作家の書く行為をさらけ出してみせる、東京大学表象文化論の俊英たちによる書き下ろし文学方法論。

内容説明

作品を書く行為がいかなるかたちで作家の文学創造の内実を形成していくのか。オースティンをはじめとする言語のパフォーマティヴ理論に依拠しつつ、小説作品をどう読みかえるのか。東京大学教養学部表象文化論の俊英たちによる斬新な文学作品解読への挑戦。

目次

誠実と自己欺瞞―大江健三郎『人生の親戚』
弱きことばの器―川端康成『弓浦市』
「死者たち」の言語行為論―ジョイス『死者たち』
空想的な物語―ドストエフスキー『おとなしい女』
眠れる身体のテクスト―プルースト『失われた時を求めて』
書かれたものの貧しさ―ブルトン『ナジャ』
書かれえぬ叫び―デュラス『モデラート・カンタービレ』
沈黙してゆく声―『ジェイン・エア』から『ショアー』へ―C・ブロンテ『ジェイン・エア』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gorgeanalogue

3
生硬な調子の論文が多いせいか、時間がかかってしまった。やはり小林康夫「誠実と自己欺瞞」が一番面白いかな。しかし「文字を書くこと」それそのものが行為とどう関係するか、という問いにはまだまだ近づけない。多くの論者が挙げるショシャナ・フェルマンの「語る身体のスキャンダル」を読んでみたい。2019/07/02

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