出版社内容情報
ヘルタ・ナールトフ[ヘルタ ナールトフ]
著・文・その他
ヴォルフガング・ベンツ[ヴォルフガング ベンツ]
編集
小松 はるの[コマツ ハルノ]
翻訳
内容説明
名門アインシュタイン家の血筋を引き、信望ある女医として、医療活動に献身してきたヘルタ・ナートルフが、ナチズムの嵐の中で、絶望の淵に追いやられながらも、再起を期して誇り高く運命に立ち向かう、感動の記録。
目次
序章(卒寿を迎えるヘルタ・ナートルフの祝賀記事とナチズムのユダヤ人政策;アインシュタイン家の人びととナートルフ一家;ヘルタ・ナートルフの『日記』とアンネ・フランクの『日記』;ヘルタ・ナートルフの回想録―ヒトラー政権誕生まで)
日記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ルナティック
3
ドイツで女医として地域に貢献し、公私ともども充実満足していた著者。彼女が「権利」を次々と剥奪され屈辱感に溢れても、ドイツからの脱出は、先延ばしであった・・・。経済的にも社会的にも成功していた当時のユダヤ人の多くは、なぜドイツ脱出に躊躇したのかが、切実に分かる。成功していればいるほど、他国で命はあるが、「何もない」生活にどう耐えていくのか?この本は「ドイツ脱出=めでたし」ではなく、新天地アメリカでも苦労に苦労を重ねた著者の遍歴も記述されており、その点でも、この時代に関心のある方にお勧めしたい一冊だと思う。2012/01/04




