出版社内容情報
田中 秀夫[タナカ ヒデオ]
著・文・その他
内容説明
啓蒙思想の普及の歴史を、ルソーやヒュームら思想家の“旅”を視座にすえて解き明かす。さらには、スミスやジョン・ロック、ハチスン、ハーバーマスらの公共にかんする思想を再読し、公共市民社会の構築へ向けて新たな課題を示すとともに、啓蒙の現代的可能性を提言する。
目次
第1章 ヨーロッパ啓蒙―共和主義と世界市民主義を中心に
第2章 啓蒙思想家の旅
第3章 大ブリテンの啓蒙―起源と文脈
第4章 啓蒙と野蛮―スコットランド啓蒙研究の可能性
第5章 市民社会と徳―思想史的接近
第6章 啓蒙と改革―一八世紀研究の視座
第7章 自己愛の時代の始まり―スミスとルソーの自己愛論
著者等紹介
田中秀夫[タナカヒデオ]
1949年、滋賀県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。2013年、京都大学大学院経済学研究科教授を定年退官。現在、京都大学名誉教授、愛知学院大学経済学部教授。専攻はイギリス啓蒙思想史、社会・経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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