出版社内容情報
向井 透史[ムカイ トウシ]
著・文・その他
内容説明
店主たちはいかにして古本屋になったのか―早稲田生まれの二代目店主である著者が、それぞれの店に足を運び、話を聞きまとめた「開店まで」の物語。
目次
序章 昭和二〇年、早稲田古本屋街消滅(茗荷の名産地に学校誕生;カエル鳴く地に古本屋 ほか)
第1章 早稲田の三羽烏(競る―文英堂書店;陽光が戻る場所―三楽書房 ほか)
第2章 開店まで(思い出の続き―西北書房;山、継ぎて―金峯堂書店 ほか)
第3章 店を継ぐもの―二代目店主の物語(赤とんぼ―稲光堂書店;幸せのカタチ―照文堂書店 ほか)
第4章 古本市、はじまる(早稲田系古本市の源流―新宿古本まつり;定着へ―BIGBOX古本感謝市 ほか)
著者等紹介
向井透史[ムカイトウシ]
昭和47(1972)年、早稲田生まれ。堀越学園高校を卒業後、早稲田の古本屋「古書現世」の二代目となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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森田健作
1
早稲田で営業している古本屋の歴史、早稲田での古本祭について紹介。ここまで古本のニーズが高い時代があったとは…2020/12/13
つれづれ
1
売れて忙しくて本がなくて大変だった頃、古本祭を一から始めた苦労談、厳しくも財産となった修業時代…等々、ほんの3、40年前の話なのに遠い物語のようにも聞こえる「古本の良い時代」の話に聴き入った。(でももちろん、わたしたちは、今を生きるしかないのだ。)2009/12/04
北狐
0
早稲田古書店街の歴史。平易ながら美しい文体が読ませます。2008/10/09