出版社内容情報
現在の親族研究の出発点になっている家族・親族論の重要論文13篇を収録。各論文の問題点、相互間の論争的背景、収録外研究との関連を記し用語解説等を付す親族理論への入門書。
目次
第1部 家族と婚姻(家族は普遍的か;ナーヤルと婚姻の定義;家族―比較考察)
第2部 単系出自理論とその批判(単系出自集団の構造;二重出自体系の見落とされていた価値;ニューギニア高地におけるアフリカン・モデル)
第3部 非単系論(マラヨ=ポリネシアにおける社会組織の問題;ポリネシアの出自集団に関する覚書;構造類型としての双方的親族集団;出自概念と出自集団)
第4部 キンドレッド(キンドレッドの概念について;キンドレッド概念の理論的諸問題;キンドレッド)
社会人類学における家族・親族理論の展開