出版社内容情報
川本 和良[カワモト カズヨシ]
著・文・その他
内容説明
本書では、1848/49年革命を経て、プロイセン憲法が制定され、プロイセン議会が創設されることにより、1で考察した官僚的絶対主義が、外見的立憲主義(「隠された絶対主義」)へ移行していく過程を明らかにすることを最大の課題としている。これに対して、革命後における社会政策(工場労働者保護)と中間層政策(手工業者保護)の展開の特徴については簡単に触れるに留めている。
目次
第2部 1848/49年革命と官僚的絶対主義から外見的立憲主義への移行および政策展開の特徴(プロイセン国民議会の成立過程;カンプハウゼン内閣とプロイセン国民議会および反革命陣営=革命期;アウエルスヴァルト内閣と憲法制定過程=反革命期;プフューエル内閣とそれ以後の軍隊をめぐる国王と議会との関係;1848/49年革命後における官僚政治と軍隊;1848/49年革命後における社会政策と中間層政策の特徴)