出版社内容情報
〔スコットランド啓蒙における経済学の形成〕旧時代の秩序=徳とそれを打破していく力=富の対立を軸にスコットランド啓蒙思想のなかから経済学が成立してくる過程を解明する。
目次
1 『国富論』における必要と正義―序論
2 18世紀第3・四半紀のスコットランド経済の到達点
3 ガーショム・カーマイクルと18世紀スコットランドにおける自然法学の伝統
4 スコットランド教授団と洗練された学園、1720年―1746年
5 応用神学から社会分析へ―ジョン・ロックとスコットランド啓蒙との間の断絶
6 シヴィック的伝統の極限にあるスコットランド啓蒙
7 シヴィック・モラリストとしてのアダム・スミス
8 商業社会の法的要件―ケイムズ卿の法学
9 ケンブリッジ・パラダイムとスコットランド人哲学者―18世紀社会思想のシヴィック・ヒューマニズム的解釈と市民法学的解釈との関係の研究
10 アダム・スミスの「永続する特定の帰結」―一つの政治的・コスモポリタン的視座
11 スコットランド古典経済学における「富国=貧国」論争
12 ジョン・ミラーと個人主義
13 18世紀イタリアにおけるスコットランドの影響
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