出版社内容情報
中神 康博[ナカガミ ヤスヒロ]
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愛甲 雄一[アイコウ ユウイチ]
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内容説明
原発行政と災害復興、日中韓情勢の緊迫と北朝鮮問題、メディアとナショナリズム、少子高齢化と貧困―現代アジアにおける喫緊の課題を論じ、個人の生活・福祉を守る社会とそれを支える共同体のあるべき姿を示す。東日本大震災を挟み開催された国際シンポジウムおよび連続講演会の成果。
目次
第1部 デモクラシーの課題(「経験」としての3・11;日本の民主政治、ガヴァナンス、人間の安全保障;韓国併合一〇〇年を迎えた日本と韓国―脱植民地の課題)
第2部 国家の枠組みを超えて(反テロ戦争と原発事故;再考・人間の安全保障から見た東北アジアの未来―移民、多様性、地域公共圏;国境の越えさせられ方―メディア文化と越境対話;グローバルでもナショナルでもなく―領土・権威・諸権利の新たな集合体)
第3部 コミュニティの可能性に向けて(資本主義の進化とコミュニティ―アジアにおける持続可能な福祉社会に向けて;「リスク社会」と共同体の未来―韓国社会の自殺現象を中心に;中国コミュニティの再建―公益事業の試み;ルソーの政治社会―一般意志が支えるコミュニティ)
著者等紹介
中神康博[ナカガミヤスヒロ]
1957年生まれ。カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号を取得。現在、成蹊大学経済学部教授および成蹊大学アジア太平洋研究センター所長。都市経済、財政学専攻
愛甲雄一[アイコウユウイチ]
1969年生まれ。英サセックス大学大学院で博士号を取得。現在、成蹊大学アジア太平洋研究センター主任研究員。国際関係論、政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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