出版社内容情報
田中 浩[タナカ ヒロシ]
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内容説明
近現代政治思想史における二つのデモクラシーの対立・相補・継承関係を問うシリーズ最終巻。革命と戦争、教育、文学における歴史的哲学的考察から、3・11以後の社会保障・公共性の問題まで徹底的に論ずる。
目次
リベラル・デモクラシーからソーシャル・デモクラシーへ―現代世界の思想を理解する一視点として
イギリス自由主義の変容―自助・共助・公助をめぐるせめぎあいから
リベラル・デモクラシーの展開―トマス・ヒル・グリーンを中心として
新自由主義と社会連帯主義―わたしの研究備忘録
フランスにおける二つのデモクラシー―歴史的展望の中で
社会民主主義の国際連帯と生命力―一九四四年ストックホルムの記録から
「東京裁判三部作」の井上ひさし
社会と境界
社会保障の劣化と民主主義―ラディカル・デモクラシーの視点から
リベラル・ソーシャル・デモクラシーの彼方へ
著者等紹介
田中浩[タナカヒロシ]
1926年佐賀県生まれ。東京文理科大学哲学科卒。現在、聖学院大学大学院教授、一橋大学名誉教授。政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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