出版社内容情報
共同体の理念に関するさまざまな思想を検討し、フランス革命、ロシア革命、キブツ、中国の共同体等の歴史的経験を考察し、理論と実践両面からアプローチした共同体論8論文。
内容説明
本巻の前半では、共同体の概念に対する三つの主要な歴史的アプローチとその意義が検討される。後半は、歴史・社会的な諸状況における直接民主主義、参加、そして共同体の実現と活性化に関する一連の問題に読者を導き入れる。
目次
第1部 理論(共同体と社会的理念;民族主義、ファシズム、急進的右翼;個人、自治、共同体)
第2部 実践(フランス革命―パリとセクション;すべての権力をソヴェトへ―マクシマリストの思想とクロンシュタットの実践;ソ連と中国における「共同体」と「コンミューン」;イスラエルのキブツ―その持続と変化;人間的社会と多数派支配の原理)