出版社内容情報
〔二重の建国〕第二次大戦後十年間の占領下ドイツの政治・社会・経済・文化の動きをヴィヴィッドかつ精緻にとらえた定評ある通史。1990年の再統一を踏まえた最新版からの訳出。
目次
第1章 ポツダム会談までの連合国の利害・計画・合意
第2章 崩壊社会
第3章 占領したものとされた者―共通点と対立点
第4章 労働者運動およびブルジョワ政党における新たな出発と伝統の束縛
第5章 芸術と文学の「黎明」
第6章 冷戦とドイツ分裂
第7章 内政面における西側統合の確保
第8章 DDRにおけるスターリン主義
第9章 二つのドイツ国家の草創期―要約と考察
著者等紹介
クレスマン,クリストフ[クレスマン,クリストフ][Klessmann,Christoph]
1938年、ビーレフェルト生まれ。ゲッティンゲン、テュービンゲン、ミュンヒェンで歴史学・古典哲学・東欧史・政治学を学ぶ。1976年、ビーレフェルト大学歴史学部教授を経て、1993年~2004年、ポツダム大学歴史学教授。専攻はドイツ史
石田勇治[イシダユウジ]
1957年、京都市生まれ。1987年、マールブルク大学Ph.D.取得(政治学)。現職、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はドイツ現代史、ジェノサイド研究
木戸衛一[キドエイイチ]
1957年、千葉県柏市生まれ。1987年、一橋大学社会学研究科博士課程修了。現職、大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授。専攻はドイツ現代政治、平和研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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