手工業の名誉と遍歴職人―近代ドイツの職人世界

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手工業の名誉と遍歴職人―近代ドイツの職人世界

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  • サイズ B6判/ページ数 279,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784624111496
  • NDC分類 335.202
  • Cコード C0022

出版社内容情報

〔近代ドイツの職人世界〕ドイツの「古き手工業」における経済的利害関係のみでなく職人の社会的名誉にも注目する。経済史に“社会史”的視点を導入した手工業職人の社会経済史。

目次

1 「古き手工業」(研究の課題;「古き手工業」の概念;手工業の二類型;一七三一年の帝国手工業法令)
2 手工業の名誉(メーザーの賎民論;『ザクセンシュピーゲル』の「権利なき者」;フェーデと「名誉」;刑罰と名誉;ダンケルトの賎民論;共同体と賎民;手工業の名誉とマルジノー)
3 「生業」としての手工業(「生業」と「全き家」;「ヨーロッパ的結婚パターン」;一八世紀ミュンスターの都市手工業世帯)
4 徒弟から職人へ(徒弟に対する家父長的支配;徒弟修了式;通過儀礼の諸形態;ドイツの職人組合加入儀礼)
5 遍歴と職人組合(遍歴;職人斡旋権;職人組合)
6 職人蜂起(親方・職人関係をめぐる議論;オスナブリュックの職人蜂起;職人蜂起の高揚と弾圧)
7 一九世紀初期の職人(オスナブリュック;「営業の自由」と手工業職人―一八二七年の「ベルリン手工業調査」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

5
ツンフトや遍歴職人で有名なドイツの職人世界について。以前読んだ『若者職人の社会と文化』で参考文献に上がっていたので読んだ。ただ、本書は94年の本なので、後者の内容を越えるものではなかった。職人組合が守ろうとしていた特権内容と、なぜツンフトやその上位権力(帝国)が規制しようとしたかの考察等も、後者のほうが研究が進んでいたのか、わかりやすくまとまっていた印象。ただ、本書が拙いというわけではなく、たぶんこれが学問の進歩というものなのだろう。2021/05/26

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