出版社内容情報
〔曽祖父・長尾幸作の日記より〕1860年咸臨丸は日本の船として初めて太平洋横断に成功。この壮挙の実相と乗組員の実像を、曽祖父の日記等の一次史料によって再構成した大冊。
内容説明
咸臨丸に搭乗、初めてアメリカに渡った若き軍艦奉行・木村摂津守、その従者長尾幸作とその親友福沢諭吉。未公刊の航海日誌によって知る勝麟太郎の苦辛、アメリカ海軍大尉ブルックとジョン万次郎の友情、異郷に客死した3人の水夫たち―。咸臨丸渡航の実態とドラマを一次史料にもとづきいきいきと再現。
目次
序章 曽祖父の日記―幕末軍艦咸臨丸
第1章 咸臨丸出航まで―軍艦奉行たち
第2章 太平洋横断の航海―鴻目魁耳
第3章 アメリカ滞在と帰航―初めての日本人たち
第4章 咸臨丸の人々―福沢諭吉の手紙
第5章 長尾幸作の一生一亜行記録
終章 サンフランシスコ再訪―水夫たちの墓



