出版社内容情報
イギリス革命後その中道思想の故に日和見主義者と呼ばれたハリファックスが自己弁明を超え政治における日和見主義の積極的役割、本質的意義を展開、政治思想の古典となった本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
「一体、どなたが国王であろうとも、その権力が借物でない、ご自身の徳を土台としていない限り、それが永続きすることがあり得ましょうか、そのようなことはわが「日和見主義者」にとっては思いもよらぬことであります。国王は国家の大事業が始発する第一起動力もしくは源泉でなければなりませんし、同時に彼の人民からそのように思われていなければなりません。そうあってこそ彼らは彼に対し尊敬の念を抱き続けるのであります。彼は自分の権力に用心ぶかくなければなりません。そして側近のだれにであろうと…それを分与してはなりません」2019/06/24
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