出版社内容情報
ヴォルフガング・J・モムゼン[ヴォルフガング モムゼン]
著・文・その他
得永 新太郎[トクナガ シンタロウ]
翻訳
内容説明
一九六八年から七二年の間、英、米諸国の大学などで試みた公開講演を、著者自身の手により英文化した五篇の独立論文。
目次
第1章 普遍史家と社会科学者
第2章 国民主義的権力政治と帝国主義の擁護者
第3章 ヴェーバーとマルクス―ダイナミックな資本主義と官僚制的社会主義
第4章 「正当的支配の三つの純粋型」の理論と人民投票的民主主義の概念
第5章 絶望の自由主義者
著者等紹介
モムゼン,ウォルフガンク・J.[モムゼン,ウォルフガンクJ.][Mommsen,Wolfgang J.]
1930年マールブルクに生れ、大著『ローマ史』の著者にして、マックス・ヴェーバーと浅からぬ因縁のある大歴史家テオドール・モムゼンの曽孫に当る。マールブルク、ケルン、リーズ諸大学で歴史学、哲学、芸術史、政治学を学んだのち、ドイツを中心とする現代史を専攻とし、1968年よりデュッセルドルフ大学歴史学部教授として中世史、近世史を教えている。1977年よりThe German Historical Institute in Londonの所長としての任にある。戦後の西ドイツ史学界における新潮流である社会史グループの代表的歴史家の一人といわれている。英、米にもしばしば留学、あるいは客員教授として滞在し、日本にも1980年4月末に京都大学七〇周年記念財団の招きによって来訪し、同大学をはじめ各地でヴェーバー論、戦後ドイツ史学史、帝国主義論と巾ひろいテーマの下に講演した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。