内容説明
「復帰」50年、いま沖縄は何をなすべきか。元裁判官提案の「琉球共和国憲法」をいよいよ問い返すべきときがきた。既刊の『琉球共和社会憲法の潜勢力』と双璧を成す待望の憲法草案論集。
目次
第1部 反復帰論から構成的“力”の思想へ(琉球共和国憲法F私(試)案
琉球共和国憲法私案の現在性―「復帰五〇年」の喚起力として
「『琉球共和国』夢譚」再論
発見された“Constitution”―可視と不可視の“あいだ”の共和国)
第2部 危機の時代の生成する磁場のために(「オキネシア」から「琉球共和国」への旅;国家か社会か、そして「困民主義革命」について―琉球共和国憲法F私(試)案をめぐる覚え書き
日常の軍事化に抗う―反復帰論を手がかりに)
付録 「憲法」草案への視座(匿名座談会)
著者等紹介
仲宗根勇[ナカソネイサム]
1941年、沖縄県うるま市生まれ。東京大学法学部卒。元東京簡易裁判所裁判官。定年退官後、帰郷。辺野古新基地反対闘争の現場に立つ。「うるま市具志川9条の会」「うるま市島ぐるみ会議」各共同代表
仲里効[ナカザトイサオ]
1947年、沖縄南大東島生まれ。法政種学卒。雑誌「EDGE」編集長を経て、映像・文化批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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