出版社内容情報
加藤 尚武［カトウ ヒサタケ］
著・文・その他/編集
内容説明
「貢献心は本能である」（滝久雄）というテーゼをめぐって、国内外の人文科学、社会科学、自然科学の専門家２１人が寄稿した２４論考による、初めての学際的研究の綜合成果。
目次
第１部（世界の思想動向と「貢献する気持ち」研究の位置；「ホモ・コントリビューエンス」―「貢献人」という人間像への問いに対する原理的な答え）
第２部（貢献意欲、インセンティブそしてビジネスエシックス；動物行動学から見た人間の貢献心 ほか）
第３部（プラトン主義断想―滝久雄『貢献する気持ち』によせて；イスラーム倫理思想における利他心 ほか）
第４部（「貢献心」は本能か？―オペラに基づく批判的考察；犠牲と承認―ヘーゲルの人倫的共同論とその破綻 ほか）
著者等紹介
加藤尚武［カトウヒサタケ］
１９３７年、東京生まれ。１９６３年、東京大学文学部哲学科を卒業。東京大学文学部助手、山形大学教養部講師・助教授、東北大学文学部助教授、千葉大学文学部教授、京都大学文学部教授、鳥取環境大学学長、東京大学医学系研究科特任教授を歴任。元日本哲学会委員長。日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授。ホモコントリビューエンス研究所所長。専門：ヘーゲル哲学、環境倫理学、生命倫理学。徳倫理学、貢献心、利他主義の研究開発に従事している。哲学奨励山崎賞（１９７９年）、和辻哲郎文化賞（１９９４年）、紫綬褒章（２０００年）、建築協会文化賞（２００２年）、瑞宝中綬賞（２０１２年）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
