出版社内容情報
比較法史学会[ヒカクホウシガッカイ]
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内容説明
本書は、一九九九年三月、東京大学法学部において、統一テーマ「文明と法の衝突」の下に開催された、比較法史学会第九回研究大会での研究報告をはじめとした論説、書評、学会動向などから成り立っている。
目次
動揺する支配者の壁画古墳―比較考古学による墓室装飾の新しい解釈
国際法史再構成の試み―文際的視点からの眺め
マックス・ヴェーバーのドイツ法学観
教皇の受任裁判官judex delegatus―ローマ=カノン法訴訟成立の一段階
感情と気分の視点からの政治哲学の可能性とマキアヴェリ
耳野健二『サヴィニーの法思考―ドイツ近代法学における体系の概念』
もう一つの明治憲法成立史は成り立ちうるか―瀧井一博「ドイツ国家学と明治国制」に寄せて
関ケ原合戦と近世の国制
講座派史学と丸山真男
香港の一国二制度下の法制と諸問題〔ほか〕