出版社内容情報
〔歴史認識と価値意識〕ウェーバーに内在し、ウェーバー自身に即してその作品を理解しようとする動機探求方法による『プロ倫』論文の研究の集大成。梶山力訳復活を予告する。
目次
第1部 『倫理』論文の動機探究―“ヨーロッパ的ドイツ人”ウェーバー(ウェーバー研究のエントツァウベルング;戦争・革命・ウェーバー;ウェーバーにおける近代と古代;ウェーバーにおけるローマ史論の軌跡;ウェーバーと“ヨーロッパ”意識;ウェーバー歴史社会学の基礎視角)
第2部 『倫理』論文におけるウェーバーの問題意識―方法のエートス(ウェーバーの問題提起;禁欲の宗教的基盤をめぐるウェーバーの問題意識;禁欲と資本主義をめぐるウェーバーの問題意識;総括―本書作成の根本動機;ピュウリタニズム;ドイツ・ピエティスムス;メソディズム;クェーカー)