出版社内容情報
〔社会哲学論集〕アドルノ、ホルクハイマーとならび、フランクフルト学派を代表する哲学者ハーバーマスの「社会哲学論集」(全2冊)より、既刊のものを原題に戻し合冊した。
内容説明
本書は、社会科学における理論と実践の関係の体系的究明のための歴史的予備研究である。付録では、主編の本文で十分に展開されていないテーゼを解説。
目次
1 古典的政治学―その社会哲学との関係
2 自然法と革命
3 フランス革命にたいするヘーゲルの批判
4 唯物論への移行における弁証法的観念論―「神の収縮」というシェリングの思想からの歴史哲学的推論
5 哲学と科学の間―批判としてのマルクス主義
6 社会学の批判的課題と保守的課題
7 独断論と理性と決断―科学化された文明における理論と実践のために
付録(マルクスとマルクス主義をめぐる哲学的討論によせて;マルクス主義的シェリング―エルンスト・ブロッホの思弁的唯物論によせて;カール・レーヴィト―歴史意識からのストア的退却)
付論 理論と実践を媒介する試みにおける若干の難点