出版社内容情報
ソーシャルライフとは、個人の幸せを起点に、人と人、人と社会のつながりを再構築し、互いに役立ち合うことで幸せを感じ、豊かな暮らしを実現する新たなライフスタイルをめざすものである。本書では、理論的な枠組みやその背景を概観したうえで、多様な事例を紹介。空間と社会をめぐる複眼的なアプローチからソーシャルライフの実践的なありようを提示するとともに、場・対象・担い手などから社会実装を考える。
【目次】
はじめに
第Ⅰ部 ソーシャルライフをひらく
第1章 ソーシャルライフとは何か?――住まい空間のウェルビーイングと社会デザイン(中村陽一)
はじめに
1 ソーシャルライフとは何か?――その定義的特徴
2 「ソーシャルライフをつくる」とは――社会をデザインする発想と実践の日常的基盤として
3 あらためて社会デザインとは?――とりわけ「ソーシャル」と「デザイン」の意味を研ぎ澄ます
4 「社会デザインをひらく」ことがソーシャルライフにもたらすもの
5 マジックワード、プラスティックワードとならないために――ウェルビーイングとヒュッゲ
6 もう一度、社会問題・社会課題から「ソーシャルライフをつくる」
7 社会のかたちを見つめなおすために
第2章 進化から見たソーシャルライフ(佐倉 統)
はじめに――なぜソーシャルライフに進化の視点が必要なのか?
1 利他の生物学
2 人類の社会とその特徴
3 ヒトはいつから「家」をもつようになったのか
4 我が内なる進化論
第3章 住まい・暮らし視点からのソーシャルライフ(彌重 功)
はじめに――関係を編み直す場としての住まい
1 生活者の暮らし方、家族のあり方の変容
2 「つながり」「役立ち」「生きがい」の探求
3 住まいが果たす役割
4 住まいへの愛着と幸せ
5 愛着と地域社会との関係
6 空間が行動を誘発する仕組み
7 ソーシャルライフを育む場へ
第Ⅱ部 ソーシャルライフの事例を探究する
第4章 小商い建築というコミュニティデザイン(西田 司)
1 街に必要なのは「大きな公共」より「小さな公共」
2 空間より先に「時間」を設計する――公共性は時間軸の共有から生まれる
3 「商い」よりも先に「交換」を思い出させる小商い
4 セミパブリックという可変の境界
5 不動産を動かす
6 プロセスエコノミーとファンベース
7 小商い建築の実装
第5章 ベランダから始まる半径2kmの食循環(平 希井)
1 半径3kmの食循環
2 都市と生ごみ
3 生ごみを土に還すコンポスト
4 LFCコンポストの誕生と広がり
5 コンポストが変える暮らし
6 堆肥活用の可能性
7 循環型コミュニティガーデン
第6章 シェアアトリエと〈家守舎〉でつなぐばづくり(小嶋 直)
1 一人ひとりの暮らしがまちをつくっている
2 シェアアトリエ構想――リノベーションスクールでの出会い
3 これからは地域のみんなのために何かできないだろうか?
4 Do it ourselves――ほしい暮らしは私たちでつくる
5 もっとワク
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