この国の農業のかたち - 林業・漁業の時空間から考える

個数:
  • ポイントキャンペーン

この国の農業のかたち - 林業・漁業の時空間から考える

  • 神門善久
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • ミネルヴァ書房(2025/10発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 50pt
  • ウェブストアに11冊在庫がございます。(2025年10月30日 13時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623099559
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本の森林は動植物をはぐくむ力が特段に強い。これは単に林産物が豊富になるだけではなく、農業、内水面漁業、沿岸漁業の生産力も引き上げる。だが、そのせっかくの資源を有効に使えるかどうかは、人間がどういう資源利用の仕組みを作るかにかかっている。そういう観点から、徳川期以降の農林漁業を歴史的にふりかえり、農林漁業を再定義する。そのうえで現在の農業の問題点を洗い出し、実際の事例観察から農業を超えた農業のあり方を模索する新・農業論。



【目次】

序 アンチ食育から農林漁業を考える


 第I部 農林漁業の日本経済史

第1章 森林の秘密
 1 炭と日本人
 2 高森林率と高人口密度の奇跡
 3 日本の森林の悲しい「育児放棄」

第2章 徳川期の森林管理
 1 徳川初期の過伐採
 2 徳川システムに関する誤解
 3 徳川期の森林管理と農業・漁業

第3章 明治維新と林政近代化
 1 黒船ショックと森林
 2 明治維新政府の農林漁業構想
 3 徳川システムへの回帰

第4章 戦時増伐から拡大造林へ
 1 戦時増伐
 2 連合軍総司令部統治下の農林漁業改革
 3 拡大造林

第5章 森林管理の稀少事例
 1 串原村の風土
 2 奥矢作森林塾の模索
 3 松笠の山と人


 第Ⅱ部 農林漁業の凶兆

第6章 農業ブームの虚構
 1 リーマンショックとコロナショックと農業ブーム
 2 実態把握の放棄
 3 民主主義から強権主義への移行

第7章 漁業政策の混迷
 1 水産特区の空騒ぎ
 2 漁業法改訂の錯誤
 3 目利きの退潮

第8章 森林荒廃の含意
 1 伐採先延ばしの矛盾
 2 森林経営管理法の不気味
 3 林業センサスの換骨奪胎

第9章 農林漁業の再定義
 1 商工業と農林漁業
 2 AIと農林漁業
 3 教育と農林漁業


 第Ⅲ部 農林漁業への新たな視座

第10章 日本食への向きあい方
 1 だ し――さまざまな食材の繋ぎ役
 2 醤 油――蔵つきの菌との会話

第11章 野生動物への向きあい方
 1 とめ刺しと解体――殺し方と生き方
 2 めだか――交配の魅力

第12章 花木への向きあい方
 1 桐下駄――粋な美の纏い方
 2 花 卉――暮らしの潤い


引用文献
あとがき
人名・組織名/事項索引

最近チェックした商品