出版社内容情報
米国社会は、9.11を起点に深刻なイスラモフォビア(イスラム恐怖症)に見舞われ、ムスリムへの敵視や差別感情も生まれた。州によってはイスラーム法の人権軽視から反シャリーア法制定の議論も起こる。大統領選では、全米人口の1%程度にすぎない彼らに対して、政治的な配慮は徐々に失われていく。そんな中、イスラーム社会やムスリムはいかに変容していったのか。政策課題や、外交の観点から包括的にその内実を探っていく。
米国社会は、9.11を起点に深刻なイスラモフォビア(イスラム恐怖症)に見舞われ、ムスリムへの敵視や差別感情も生まれた。州によってはイスラーム法の人権軽視から反シャリーア法制定の議論も起こる。大統領選では、全米人口の1%程度にすぎない彼らに対して、政治的な配慮は徐々に失われていく。そんな中、イスラーム社会やムスリムはいかに変容していったのか。政策課題や、外交の観点から包括的にその内実を探っていく。