出版社内容情報
ワークキャンプとは、参加者の主体的な意思を前提として、労働と宿泊という活動形態を伴いながら、社会課題の解決を目指したボランティア活動である。本書では、サービス・ラーニングにおけるボランティア活動の一形態として、ワークキャンプに注目する。ワークキャンプの学習論上の意義・課題を丁寧に整理しつつ、著者が十年来参与観察を続けるワークキャンプにおける参加者の学びを分析したうえで、サービス・ラーニングとしての新たなワークキャンプ実践の可能性を提起する。
目次
序章 サービス・ラーニングにおける学びの問い直し
第1部 文献研究(サービス・ラーニング概念の再検討;国内の大学におけるサービス・ラーニングの現状と課題;学生セツルメントおよびワークキャンプにおける学習論研究の意義)
第2部 実践分析(ワークキャンプにおける学びの契機と様態;ワークキャンプ初参加者の“ゆらぎ”の生成プロセス;ワークキャンプにおける複数の役割経験から生じる“ゆらぎ”の意義)
第3部 考察・補章(ワークキャンプのサービス・ラーニングとしての可能性;コロナ禍におけるワークキャンプの学習論のもつ意義)
終章 持続可能な共生社会の実現に向けて
著者等紹介
堤拓也[ツツミタクヤ]
2023年神戸大学大学院人間発達環境学研究科(後期課程)修了。博士(学術)。現在、佛教大学教育学部特別任用教員(講師)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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