出版社内容情報
高浜虚子(1874年から1959年)俳人、小説家。
同郷の正岡子規に師事し、子規の没後はその業績を継承しつつ独自の道を歩む。雑誌「ホトトギス」を拠点に俳句を大衆文芸として定着させる一方、写生文・小説の分野でも多彩な活躍を見せた。俳句の詠み手・選者として多大な影響力を有し、小説家や編集者としての顔も持った虚子の生き様を、軽やかに、親しみを込めて描き出す。
内容説明
世間並であることの楽しみとは。俳句と小説、多彩な文業を軽やかに。
目次
第1章 西ノ下・京都・鎌倉
第2章 子規との葛藤
第3章 「ホトトギス」の経営
第4章 試みる虚子
第5章 編集者・虚子
第6章 虚子の小説
第7章 小説家から俳人(選者)へ
第8章 俳人・虚子
第9章 復活した大家
第10章 老艶
著者等紹介
坪内稔典[ツボウチネンテン]
1944年愛媛県生まれ。立命館大学文学部卒業。日本近代文学の研究・教育を生業とし、同時に俳句も作ってきた。京都教育大学名誉教授。佛教大学名誉教授。現在は俳句・俳諧のコレクション柿衛文庫の理事長、晩節の言葉を考える俳句グループ「窓の会」常連(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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