出版社内容情報
サンタクロース、イースターバニー、歯の妖精……現代において、かれらの居場所は、果たしてまだあるのか。かれらを信じるよう子どもたちにはたらきかけることは、適切なことなのか。本書は、子どもとその親に対する丁寧なインタビュー調査に基づき、架空の存在が果たす文化的・心理的役割について、新鮮な解釈を提供する。子どもたちの豊かな証言をたどりながら、「信じること」の意味を考える。発達心理学の視点から、訳者による解説付。
原書:Cindy Dell Clark (1995) Flights of Fancy, Leaps of Faith: Children’s Myths in Contemporary America. The University of Chicago Press.
内容説明
サンタクロース、イースターバニー、歯の妖精…現代において、かれらの居場所は、果たしてまだあるのか。かれらを信じるよう子どもたちにはたらきかけることは、適切なことなのか。本書は、子どもとその親に対する丁寧なインタビュー調査に基づき、架空の存在が果たす文化的・心理的役割について、新鮮な解釈を提供する。子どもたちの豊かな証言をたどりながら、「信じること」の意味を考える。発達心理学の視点から、訳者による解説付。
目次
第1章 子ども時代の神々が持つ意味
第2章 成熟に向けての飛翔―歯の妖精とともに
第3章 クリスマスとイースター―現代に息づく季節ごとの通過儀礼
第4章 クリスマスの精神―サンタクロースがやってくる
第5章 ウサギの足跡を追う旅路―イースターバニーが飛び跳ねる
第6章 商業、家族、人生との関連性―制度化される子どもの儀式
第7章 空想することと信じること―まとめにかえて
補論 子ども人類学へ―方法論的考察
解説 子どもと旅するファンタジーの世界―発達心理学の視点から
著者等紹介
デル・クラーク,シンディ[デルクラーク,シンディ] [Dell Clark,Cindy]
ラトガース大学教授、人類学者。シカゴ大学で博士号を取得。子どもの遊びと文化および子どもの声や視点を活かす調査方法に関する研究を行っている
富田昌平[トミタショウヘイ]
1974年広島県生まれ。三重大学教育学部教授。広島大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。博士(学校教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme