映画の中のソーシャルワーク―トレンドの理解とリアリティへの接近

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映画の中のソーシャルワーク―トレンドの理解とリアリティへの接近

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623098347
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3036

出版社内容情報

「社会(世相)を映す鏡」と言われる映画。本書では、まず20本の映画に描かれた社会問題や理不尽な経験をしている人々を通して、日常生活の中のソーシャルワーク(とそれが必要とされる状況)を浮かび上がらせ、象徴的なシーン・セリフをミクロ・メゾ・マクロの3つの視点から分析する。そして、登場人物や人間関係をアセスメントツール(ジェノグラム・エコマップ)によって示した上で、象徴的なシーン・セリフに引きつけて現場で求められる視点・技法などを解説していく。映画を題材とすることで、現場のリアリティがイメージしやすく、登場人物に感情移入しやすいので、臨場感のある学びが容易になる点が本書の特徴である。現場職員向けの現任研修や社会福祉士養成課程でも副読本・演習授業の教材としても活用できる一冊。


【目次】

まえがき


 第Ⅰ部 ソーシャルワーカーが直面する社会問題

第1章 感染症を「正しく」恐れることの難しさ――『コンテイジョン』(2011年、アメリカ)、医学概論
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 感染症に対する冷静な態度――ミクロの視点
 4 現場スタッフを支える体制――メゾの視点
 5 環境問題へのアクション――マクロの視点

第2章 血縁関係のない家族形態にみる「強さ」と脆弱性――『万引き家族』(2018年、日本)、社会学と社会システム
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 多問題家族のアセスメント――ミクロの視点
 4 包括的な支援の必要性――メゾの視点
 5 JKビジネスとソーシャルワーク――マクロの視点

第3章 「葉っぱビジネス」による過疎地域のエンパワメント――『人生、いろどり』(2012年、日本)、地域福祉と包括的支援体制
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 イネーブラーとしての立ち位置――ミクロの視点
 4 組合員を前にしたプレゼンテーション――メゾの視点
 5 「弱み」を「強み」に変える発想――マクロの視点

第4章 日常生活の先にある障害をもつ人の親の苦悩――『くちづけ』(2013年、日本)、障害者福祉
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 「親亡き後」の不安――マクロの視点
 4 地域住民との対立を回避する施設運営のあり方――メゾの視点
 5 障害がある人のきょうだいの葛藤――ミクロの視点

第5章 若年性認知症の本人と家族が直面する課題――『明日の記憶』(2006年、日本)、高齢者福祉
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 告知のあり方とその後の支援――ミクロの視点
 4 企業の対応――メゾの視点
 5 若年性認知症の人の地域生活を考える――マクロの視点

第6章 出所者を支える人々と出所後に待ち受ける過酷な現実――『すばらしき世界』(2021年、日本)、刑事司法と福祉
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 満期釈放者が直面する様々な試練――マクロの視点
 4 受刑者を受け入れる職場(組織)のあり方――メゾの視点
 5 長年の刑事施設での収容生活が及ぼす人格形成――ミクロの視点


 第Ⅱ部 ソーシャルワーカーに問われる人権意識

第7章 セクハラ集団訴訟にみるフェミニズムの実践――『スタンドアップ』(2005年、アメリカ)、社会福祉の原理と政策
 1 作?品?紹?介
 2 映画のストーリー
 3 望まない妊娠に関する「真実告知」――ミクロの視点
 4 セクハラの蔓延する職場環境におけるソーシャルワークの役割――メゾの

内容説明

「社会(世相)を映す鏡」と言われる映画。本書では、まず20本の映画に描かれた社会問題や理不尽な経験をしている人々を通して、日常生活の中のソーシャルワーク(とそれが必要とされる状況)を浮かび上がらせ、象徴的なシーン・セリフをミクロ・メゾ・マクロの3つの視点から分析する。そして、登場人物や人間関係をアセスメントツール(ジェノグラム・エコマップ)によって示した上で、象徴的なシーン・セリフに引きつけて現場で求められる視点・技法などを解説していく。映画を題材とすることで、現場のリアリティがイメージしやすく、登場人物に感情移入しやすいので、臨場感のある学びが容易になる点が本書の特徴である。現場職員向けの現任研修や社会福祉士養成課程でも副読本・演習授業の教材としても活用できる一冊。

目次

第1部 ソーシャルワーカーが直面する社会問題(感染症を「正しく」恐れることの難しさ―『コンテイジョン』(2011年、アメリカ)、医学概論
血縁関係のない家族形態にみる「強さ」と脆弱性―『万引き家族』(2018年、日本)、社会学と社会システム ほか)
第2部 ソーシャルワーカーに問われる人権意識(セクハラ集団訴訟にみるフェミニズムの実践―『スタンドアップ』(2005年、アメリカ)、社会福祉の原理と政策
自らボランティアをマネジメントし自己決定を貫き通した障害をもつ人の生き様―『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年、日本)、保健医療と福祉 ほか)
第3部 ソーシャルワーカーに必要とされる専門性(利用者家族の生き様から自己覚知を迫られたソーシャルワーカー―『告白』(2020年、韓国)、ソーシャルワークの理論と方法
本音を引き出せる“アポあり”インタビューと“問い(リサーチクエスチョン)”―『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(2015年、アメリカ)、社会福祉調査の基礎 ほか)
第4部 ソーシャルワーカー養成・研修に役立つスキル(偉大なディベートから学ぶ論理的な伝え方と表現力―『グレート・ディベーター 栄光の教室』(2007年、アメリカ)、ソーシャルワーク演習
スーパーマーケットの店員に学ぶ「不器用」な新任職員・実習生への関わり方―『県庁の星』(2006年、日本)、ソーシャルワーク実習 ほか)

著者等紹介

口村淳[クチムラアツシ]
1973年生まれ。2013年同志社大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。現在、岡山県立大学保健福祉学部現代福祉学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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