出版社内容情報
2025年は1945年の戦後教育のスタートから80年を迎える。「戦後の新教育批判が基礎学力の問題から出発した」と言われるように、戦後教育は学力論争・評価論争に終始した。「学力」か「ゆとり」かという二項対立で、学力論・評価論は両者の狭間で揺れてきた。学力論争・評価論争では何が議論され、教育の何を変えたのか、そのあゆみを通して考察する。
内容説明
二〇二五年は一九四五年の戦後教育のスタートから八〇年を迎える。「戦後の新教育批判が基礎学力の問題から出発した」と言われるように、戦後教育は学力論争・評価論争に終始した。「学力」か「ゆとり」かという二項対立で、学力論・評価論は両者の狭間で揺れてきた。学力論争・評価論争では何が議論され、教育の何を変えたのか、そのあゆみを通して考察する。
目次
序章 学力とゆとりの狭間で揺れた戦後教育を検証する
第1部 戦後教育における私の学びと教え(児童生徒時代と教師時代;学力問題と評価問題の背景となる戦後教育の展開)
第2部 戦後の学力と学力論争(学力論争の戦後史;一九七〇年代「落ちこぼれ」問題と学力論争;「新学力観」をめぐる論争;一九九〇年代末期の高等教育からの学力低下論 ほか)
第3部 戦後の評価改革と評価論争(戦後教育評価論のあゆみ;相対評価を定着させた橋本重治の評価論;相対評価の矛盾と到達度評価論の誕生;目標に準拠した評価への原動力になったブルームと梶田の評価論 ほか)
著者等紹介
古川治[フルカワオサム]
1948年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了。大阪府箕面市立萱野小学校教諭、止々呂美中学校校長、豊川南小学校校長、箕面市教育センター所長、甲南大学教授などを経て、現在、ERP教育綜合研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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