出版社内容情報
ソーシャル・キャピタルの概念は、1980年代の登場以降、社会学をはじめとする社会科学に大きな影響を与えてきた。本書は、世界的に活躍する研究者が集い、理論と実践の両面においてその研究成果を問うた古典的論集である。ネットワークとの関連に着目しつつソーシャル・キャピタル概念の理論的基盤を確認したうえで、労働市場やコミュニティなどを対象とした領域で実証研究を展開し、この概念が持つ豊かな可能性を明らかにしている。
原著:Nan Lin, Karen Cook and Ronald S. Burt (eds.), 2001, Social Capital: Theory and Research, Aldine De Gruyter.
内容説明
人々の「つながり」をいかに読み解くのか。理論的基礎を確認し、多彩な実証研究を展開。世界的に活躍する研究者らによる古典的論集。
目次
第1部 ソーシャル・キャピタル―ネットワークと埋め込まれた資源(ソーシャル・キャピタルのネットワーク理論を構築する;ソーシャル・キャピタルとしての構造的空隙対ネットワーク閉鎖;地位想起法―ソーシャル・キャピタル調査のための測定方法)
第2部 労働市場におけるソーシャル・キャピタル(そのネットワークはどれくらいの価値があるのか?従業員の紹介ネットワークにおけるソーシャル・キャピタル;対人的紐帯、ソーシャル・キャピタル、そして、雇用主の人員採用方法;良いネットワークと良い仕事―雇用主と従業員にとってのソーシャル・キャピタルの価値;開始する―職業キャリアの開始へのソーシャル・キャピタルの影響)
第3部 組織、コミュニティ、そして、制度的環境におけるソーシャル・キャピタル(社会的メカニズムと集合財としてのソーシャル・キャピタル―同僚間の地位オークション;非常に厳しい環境におけるソーシャル・ネットワークとソーシャル・キャピタル;複数レベルの世界におけるネットワーク・キャピタル―パーソナル・コミュニティから支援を得る;中国都市におけるグアンシ(Guanxi)キャピタルと社交場の食事―理論的モデルと経験的分析
社会的ネットワーク資源の変化と安定性―転換期ハンガリーの事例)
著者等紹介
リン,ナン[リン,ナン] [Lin,Nan]
1938年中国重慶市生まれ。現在、デューク大学トリニティ・カレッジ名誉教授(ネットワークとソーシャル・キャピタルの領域で指導的な社会学者)
クック,カレン[クック,カレン] [Cook,Karen]
1946年テキサス州オースティン生まれ。現在、スタンフォード大学教授(ネットワーク、社会的交換、信頼の領域で指導的な社会学者)
バート,ロナルド・S.[バート,ロナルドS.] [Burt,Ronald S.]
1949年生まれ。現在、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス教授(ネットワーク、経営戦略論、ソーシャル・キャピタルの領域で指導的な社会学者)
渡辺深[ワタナベシン]
1949年東京生まれ。現在、上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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