出版社内容情報
井伏鱒二(1898年から1993年)小説家。
絶望の中にあった20代。そこから鱒二はいかにして這い上がったのか。決して順風満帆ではなかった作家への道をたどるとともに、不肖の弟子、太宰治をはじめとする広い交友関係にも触れ、もう一つの井伏像を提示する。
内容説明
井伏鱒二(一八九八~一九九三)小説家。絶望の中にあった二〇代。そこから鱒二はいかにして這い上がったのか。決して順風満帆ではなかった作家への道をたどるとともに、不肖の弟子、太宰治をはじめとする広い交友関係にも触れ、もう一つの井伏像を提示する。
目次
第1章 生家から福山へ(生家の人々;福山中学校での日々)
第2章 早稲田時代(早稲田という場;一九二一年の事件をめぐって)
第3章 新進作家時代(文壇デビューまで;新進作家として)
第4章 戦争と漂流(「非常時」のなかで;“大衆性”のある作家として)
第5章 戦後の日々(太宰治との別れ;一九五〇年代以降)
著者等紹介
滝口明祥[タキグチアキヒロ]
1980年広島県呉市生まれ。早稲田大学大学院修士課程を経て、学習院大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(日本語日本文学、学習院大学)。早稲田大学国文学会(窪田空穂)賞受賞。学習院大学助教を経て、大東文化大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。