出版社内容情報
難解であるとされる量子論だが、昨今、コンピュータ、暗号など社会に対してこれまでにないドラスティックな貢献を期待されている。本書では哲学・科学・技術の専門家により量子論の基礎や応用可能性についてわかりやすく解説したうえで、一般市民からの質疑も交えながら、徹底した討議でこの理論が私たちの世界観や未来に与えるインパクトを探究していく。量子力学の誕生から100年を迎え、量子論と人間の関係を改めて問いなおす一冊。
【目次】
はしがき
第Ⅰ部??量子論は世界をどう変貌させるのか
(佐藤文隆・藤井啓祐、〈司会〉大澤真幸)
1?量子力学の革命
2?量子コンピュータとはなにか
3?量子力学における「観測」の問題──人間の排除について
4?量子コンピュータの現在と未来
【Q&Aのコーナー】
第Ⅱ部??量子論は新しい社会とどうかかわるのか
(市民参加者、〈メンター〉佐藤文隆・藤井啓祐、〈モデレーター〉磯部洋明)
はじめに
【セッション〈Ⅰ〉】量子論と技術・社会的課題
●話題提起①:「ムーアの法則」を超える技術変革のプロセスについて
●話題提起②:量子コンピュータの制御と動作確認(観測)について
【セッション〈Ⅱ〉】量子論とものの見方・考え方、教育のあり方
●話題提起③:「古典物理」と「量子物理」の学習のあり方について
●話題提起④:科学(量子力学)と芸術(人間形成)の関係について
第Ⅲ部??科学者の社会的責任をめぐって──朝永振一郎と量子論(小沼通二)
註
まとめにかえて



