出版社内容情報
21世紀、世界の都市人口は農村人口を超え、人間の生活様式はますます都市的になっている。しかし、都市はそれが存在する時代や地域によって多様であり、さまざまな現実や表象が入り交じって都市イメージを形成している。本書は、古代メソポタミアから現代における郊外化や途上国で「巨大都市」が興る現象まで、5000年以上におよぶ人間と都市の歴史をコンパクトに整理して描き出す。都市と呼ばれる現象が世界各地でどのように興り、都市の衰退や成長が地域的な連関や地球規模での歴史の変化にどのようにつながっているのかを展望できる書。