出版社内容情報
本書は、目で見たり耳で聴いたり想像したりすることによって、すなわち「感性」によって社会を捉えるとはどういうことかを考察するものである。
社会空間を生きた姿そのものにおいて理解するために社会学だけでなく哲学や美学なども手がかりとし、社会認識を旧弊から解き放つ。
内容説明
本書は、目で見たり耳で聴いたり想像したりすることによって、すなわち「感性」によって社会を捉えるとはどういうことかを考察するものである。社会空間を生きた姿そのものにおいて理解するために社会学だけでなく哲学や美学なども手がかりとし、社会認識を旧弊から解き放つ。
目次
ポスト成長社会と感性的豊かさ
第1部 理論的考察の展開(社会空間への感性的アプローチ;遊びの空間と美的社会―シラーの人間学から;感性的豊かさの再分配―ランシエールの芸術論から)
第2部 経験的研究に向けて(社会空間を「あじわう」―アーケード商店街を事例に;沖縄社会への感性的アプローチ―「自治の感覚」を中心に;都市空間への感性的アプローチ―方法としての散歩)
課題と展望―感性的探究の社会学に向けて
補論1 成熟社会の災害復興―阪神・淡路大震災と「復興」の感性的側面
補論2 「自分の言葉」で語ること―言葉の感性的次元をめぐって
著者等紹介
宮原浩二郎[ミヤハラコウジロウ]
1956年生まれ。現在、関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。