出版社内容情報
佐々木惣一(1878年から1965年)憲法学者、行政法学者。
厳密な文理解釈と立憲主義を結合した憲法論を説き、大正デモクラシーの理論的指導者として活躍。瀧川事件に抗議して京都帝国大学を辞職、法学部教授団の中心となって大学自治の擁護に努めた。戦後は内大臣御用掛に任命され、憲法改正案の起草にあたる。
本書は、佐々木惣一を扱うはじめての評伝として生涯の軌跡を追うのみならず、佐々木の牽引した戦前期公法学の展開をドイツ公法学との関連の下にたどる。
内容説明
佐々木惣一(一八七八~一九六五)憲法学者、行政法学者。厳密な文理解釈と立憲主義を結合した憲法論を説き、大正デモクラシーの理論的指導者として活躍。滝川事件に抗議して京都帝国大学を辞職、法学部教授団の中心となって大学自治の擁護に努めた。戦後は内大臣御用掛に任命され、憲法改正案の起草にあたる。本書は、佐々木惣一を扱うはじめての評伝として生涯の軌跡を追うのみならず、佐々木の牽引した戦前期公法学の展開をドイツ公法学との関連の下にたどる。
目次
第1章 土地の名―鳥取・金沢・京都
第2章 ドイツにて―ハイデルベルク・ベルリン
第3章 立憲非立憲
第4章 重責を担って
第5章 激動の中へ
第6章 戦時下に時を刻む
第7章 新憲法との対話
著者等紹介
伊藤孝夫[イトウタカオ]
1962年兵庫県生まれ。現在、京都大学大学院法学研究科・法学部教授(日本法制史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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