出版社内容情報
一年の延期を経て開催された東京オリンピックはマスメディアでどのように報道され、ソーシャルメディアではどんな反応があったのか。本書はオリンピックというメディア経験の変化を跡づけ、メディア・イベントとしての意味を問いなおす。
内容説明
一年の延期を経て開催された東京オリンピックはマスメディアでどのように報道され、ソーシャルメディアではどんな反応があったのか。本書はオリンピックというメディア経験の変化を跡づけ、メディア・イベントとしての意味を問いなおす。
目次
ソーシャルメディア時代の「オリンピック経験」と「世論」
第1部 オリンピック開催をめぐる世論の変化とメディア接触行動(開催の賛否にゆれる世論;オリンピックのニュース経験―大学生のケーススタディ)
第2部 オールドメディアと“五輪神話”(オリンピック報道の「神話」とその揺らぎ―新聞報道を中心に;テレビ的「神話」に飲み込まれるニュース番組―開会式前後の争点連関に着目して)
第3部 ニュースサイトとソーシャルメディア上の言説(オリンピックと「怒り」のプラットフォーム―Yahoo!ニュースに着目して;SNSにみる情動的なネットワーク形成―「森発言」問題となでしこジャパンバッシングを事例に)
第4部 アスリート政策とメディア・スポーツの生態系(スポーツ立国に向けた政策展開とアスリート;オリンピック・リアリズムとアスリートの政治―「ソーシャルなアスリート」がつくる新しいメディア生態系)
著者等紹介
伊藤守[イトウマモル]
1954年山形県生まれ。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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